- BUYMAでどういうことをするとアカウント停止になるの?
- アカウント停止にならないためにはどんな対策をすればいいの?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
前回の記事で、BUYMAの禁止事項について解説しました。
もちろん、これらの禁止事項をやってしまうとBUYMA事務局から警告のメールが届いたり、最悪アカウント停止になります。
ただ、実は「禁止事項をやってしまう」以外にも、気をつけておかないとアカウント停止になってしまうケースがあります。
特に、最近では、BUYMA事務局のパーソナルショッパーに対する取り締まりが厳しくなっており、人気順降格や出品停止といったペナルティを受けたり、アカウント停止になってしまう人が続出しています。
そこで今回は、どのような場合にBUYMA事務局からペナルティを受けたり、アカウント停止になってしまうのかという部分について深堀りしていきたいと思います。
今回取り上げる内容については知らなかったでは済まされないので、これからお伝えする内容をしっかり意識してBUYMA活動をしていただければと思います!
それではいってみましょう!
目次
BUYMAでアカウント停止になる原因①:買付成功率の低下
まず「買付成功率」って何?という感じだと思いますので、簡単に説明しますね。
BUYMAでは、基本的に、お客さまから注文をいただいてから商品を買い付けます。
出品時にリサーチした買い付け先に在庫があり無事に商品を買い付けることができれば「買い付け成功」、逆に買い付けることができなかった場合は「買い付け失敗」となります。
「買い付け成功」が続けば買付成功率は上がりますし、「買い付け失敗」が続けば買付成功率は低下していきます。
この買付成功率が一定以下になる、つまり買い付け失敗が続くと最悪アカウント停止になってしまうということです。
これは当たり前の話で、BUYMAを利用するお客さまからすると、せっかく注文して楽しみに待っているのに「在庫がありませんでした・・・」みたいな連絡ばかりではBUYMAを使いたくなくなりますよね。
なので、BUYMA事務局としても、この「買付成功率」についてはかなり厳しくチェックして、しっかりと商品をお客さまに届けることができる体制を作っているというわけです。
では、具体的にどれくらい「買付成功率」が低下するとアカウント停止のリスクが出てくるかというところですが、目安としては「70%」になります。
この「70%」を下回るとかなりリスキーな状況になってしますので、
- 出品している商品の在庫確認
- 在庫がなくなっている商品については出品停止にする
など、出品商品を定期的にメンテナンスする仕組みを作るようにしましょう。
BUYMAでアカウント停止になる原因②:総合評価の低下
続いては「総合評価の低下」です。
BUYMAでは各ショッパーのページに「総合評価」というものが表示されます。
総合評価は、
- 応対の丁寧さ
- 返信の早さ
- 梱包の丁寧さ
- 発送までの平均日数
- 取引数
- 買付成功率
- お客様からの評価
など、いくつかの項目からBUYMA事務局が独自に算出するものになりますが、この評価が「2.5」を下回るとアカウント停止のリスクが出てくると言われています。
バイマを始めたばかりの方は、取引数が少ないため評価も3.0〜となりますが、取引数が増えると徐々に上がっていくので心配はいりません。
先ほど紹介した「買付成功率」については自分でコントロールするのが難しいですが、お客さまへの返信の早さや応対・梱包の丁寧さなどは、自分で気をつけることができる部分になります。
なので、総合評価を下げない対策としては、
- お客さまからのお問い合わせには丁寧かつ迅速に対応する
- 丁寧な梱包を心がける
- できるだけ早く商品を発送する
- お客さまから「満足」評価をいただけるように購入後のフォローもしっかり行う
など、ショッパーとして基本的なことをきっちりやっていくことが大切になるかと思います。
BUYMAでアカウント停止になる原因③:注文後の値上げ交渉
注文後の値上げ交渉については、前回の記事でも紹介させていただきましたが、重要な事項なので再度取り上げさせていただきます。
注文後の値上げ交渉とはどういうことかというと、例えば、注文確定後に買い付けをしようとしたときに、
- 仕入れ価格が値上げされていた
- 買い付け予定国に在庫がないけど、他の国なら在庫はあるから値上げをしなといけいない
などの理由で、お客さんに「すみません、値上げをさせていただきたのですが・・・」みたいな交渉することです。
値上げ交渉がバレた場合には、一発アカウント停止の可能性もあるので絶対にやらないようにしてください!
上記のような値上げ交渉は一見、問題がないように思われますが、この注文後の値上げ交渉を悪用して、
- めちゃめちゃ安く出品してとりあえず受注をとる
- 注文確定後にお客さんに値上げ交渉をして利益の出る価格で売る
といった手法が横行したために、「理由はどうあれば注文確定後の値上げ交渉は禁止する」というルールができました。
では、どうしても値上げをしないといけない場合、どういう対応をしたらいいかですが、正しい対応方法は以下のようになります。
- まずは速やかに取引キャンセル!(※キャンセル理由は【買い付けができなかった】を選択)
- キャンセルが完了した後に、該当商品を値上げしてお客さんに案内する
特に、ハイブランド商品は在庫の変動が激しかったり、頻繁に値上げも行われます。
注文確定後に値上げをしなくてもいいように、定期的に在庫状況や仕入れ価格のチェックを行うようにしましょう!
BUYMAでアカウント停止になる原因④:複数アカウントを運営
BUYMAでは基本1人1アカウントというルールになっています。
ちなみに1アカウントの出品数の上限は5,000商品です。
出品価格や出品件数の上限について
実際、私もBUYMAを始めたころに、1アカウントの出品数の上限が5,000商品ということを知って、もっと出品数を増やすために2つ目のアカウントを作ろうとしました。
ただ、作り方がわからずBUYMA事務局に問い合わせたところ、「1人につき1アカウントまでです」という回答をいただき、そこで初めてこのルールについて知りました。笑
知らずに2つ目のアカウントを作ってしまうと、各種登録情報から1人で複数のアカウントを運営しているとBUYMA事務局に判断され、片方あるいは全てのアカウントが停止されることがあります。
基本的にアカウントは1人につき1つですので、頭に入れておきましょう!
BUYMAでアカウント停止になる原因⑤:レシートを提出できない
BUYMA事務局から不定期で、真贋の確認として仕入れ先のチェックが入ることがあります。
そのときに、買い付け時のレシートやインヴォイスの提出を求められるのですが、提出ができないと該当商品が出品停止になったり、それが続くと最悪アカウント停止になるケースがあります。
この場合、しっかりレシートを提出できればOKですので、
- 買い付け時に必ずレシート・インヴォイスを発行してもらう
- レシート・インヴォイスはしっかり保管しておく
を徹底していただければ大丈夫です!
また、保管期間については税務調査が入っても大丈夫なように、最低7年間は保管するようにしましょう。
BUYMAでアカウント停止になる原因⑥:二重価格表記(景品表示法違反)
商品を出品する際、価格設定のところで「通常出品価格」や「参考価格」を設定することができます。
この「通常出品価格」「参考価格」を設定することで商品ページに「〇〇%OFF」というアイコンが表示されます。
パッと見でお客さんにお得感を伝えることができるので売上対策としても有効です。
ただ、だからといって「通常出品価格」「参考価格」を適当に設定してしまうとペナルティを受ける可能性がありますので要注意です。
「通常出品価格」「参考価格」の設定条件については、以下のページから確認ができるので、設定する前に必ず目を通しておきましょう。
仮に故意ではなかったとしても、誤った記載をしてしまった場合には、BUYMA内でペナルティを受けることはもちろん、景品表示法という法律にも抵触する恐れがあるので注意してくださいね!
BUYMAでアカウント停止になる原因⑦:検索順位を故意に上げようとする
BUYMAでの検索順位(人気順)を上げるには、
- アクセス数
- ほしいもの登録数
- お問い合わせ数
などを増やす必要があります。
これらの数宇を上げるために、
- アカウントを量産して自分のページに「ほしいもの登録」を沢山つける
- 自動アクセスツールを使って「アクセス数」を稼ぐ
- 外注さんを雇って商品に「お問い合わせ」を入れてもらう
など、いろいろな方法が考えられますが、これらはすべて不正行為になりますので絶対にやめてくださいね。
もちろんBUYMA事務局にバレなければいいという考え方もあるかもしれませんが、このような不正をしなくてもしっかり戦略を立ててアカウントを運営していけば、売上を上げることはできますので王道の手法でビジネスを行っていきましょう!
BUYMAでアカウント停止になる原因⑧:他のアカウントとの関連付け
最後に、「他のアカウントとの関連付け」です。
出品作業などを外注化している方は、外注さんに自分のアカウントにログインし作業をしてもらっていると思います。
ただ、その外注さんが過去にアカウント停止になった人を手伝っていた場合、自分もアカウント停止になってしまうケースがあります。
- 外注さんが以前仕事をしていたショッパーのアカウントが停止になる
- 外注さんのパソコン(IPアドレス)に停止になったアカウントへのログイン履歴が残る
- 外注さんが同じパソコン(IPアドレス)から自分のアカウントにログインする
- 自分のアカウントが以前アカウント停止を受けたショッパーだとBUYMA事務局に認識されてしまう
- アカウント停止を受けたのに再度ショッパー活動をしていると判断され、アカウントが停止にされてしまう
こういったリスクを回避するために、採用時の面談では過去にBUYMAに関する仕事をしたことがあるか?ヒアリングをするようにし、また、採用後は「パッチテスト」を実施するようにしましょう。
尚、パッチテストについては以下のような流れで実施していただければと思います。
- 雇った外注スタッフさんにBUYMAのアカウントを作成してもらう
- アカウント作成後に商品を1つ出品してもらう
- BUYMAからの承認が降りたらパッチテスト合格
- BUYMAからの承認が降りなかった場合は、過去に何らかのペナルティを受けている可能性があるので採用は見送りましょう
わからないことがあればBUYMA事務局に聞いてみよう
また、ショッパー活動をしていると上記以外にも「これはどうなんだろう?」と自分では判断できないことが出てくると思います。
そんなときは、ネット上の情報だけを頼りにするのではなく、一度、BUYMA事務局に問い合せてみるのもおすすめです。
勝手に間違った判断をしてしまいアカウント停止ということもあり得るので、やはり公式の見解を聞くのがベストです。
私も、これまで何度もBUYMA事務局に問い合わせしていますが、いつも親身になって対応してもらってます。
下に、お問い合わせのリンクを貼っておくので、困った時は是非活用してみてくださいね。
ちなみに電話での問い合わせはできないので、必ずメールで送るようにしましょう。
さいごに
最後におさらいです。
- 買付成功率の低下
- 総合評価の低下
- 注文後の値上げ交渉
- 複数アカウントを運営
- レシートを提出できない
- 二重価格表記(景品表示法違反)
- 検索順位を故意に上げようとする
- 他のアカウントとの関連付け
前回紹介した禁止事項以外にも、たくさん気をつけることがあるなぁという感じですよね。
ただ、一度、アカウント停止になってしまうと復活するのにかなり面倒な手続きが必要になりますので、上記の内容をしっかり頭に入れてBUYMA活動をしていただければと思います。
本日は以上になります!
最後までお読みいただきありがとうございました。
BUYMAの禁止事項についての記事はこちら
買付成功率を維持するための対策についてはこちら